何度も作っている魯肉飯。
簡単そうでかなり奥が深い魯肉飯。
なかなか納得できる味にたどり着けず、試行錯誤の末、完成したレシピです。

皮付き豚バラブロックを使って本格的に作るよ!
魯肉飯の材料
- 豚肉(皮付き豚バラブロック)…300gくらい
- オリーブオイル(またはサラダ油)…小さじ1
- ニンニク…2かけ
- 油葱酥(揚げエシャロット)…15g
- 氷砂糖(または砂糖)…大さじ1-2(甘めが好きな人は2で)
- 五香粉…小さじ1/2くらい(お好みで調節)
- 米酒(または料理酒)…大さじ2
- 醤油…大さじ3
- 水…2カップ
- 塩…小さじ1
魯肉飯の作り方

豚肉を0.5-1cm幅くらいにカット。(半解凍くらいがカットしやすいです)
ニンニクはみじん切り。
ゆで卵を入れる場合は茹で始める。

フライパンにオリーブオイル(小さじ1)をひき、豚肉を中火で炒める。

肉に色がついたら、みじん切りしたニンニクを入れて炒める。

肉に火が通ったら、油葱酥(15g)と氷砂糖(大さじ1-2)を加えて炒める。
氷砂糖がとけて小さくなるまで炒める。
なじんだら五香粉(小さじ1/2程度)も入れる。

米酒(大さじ2)・醤油(大さじ3)・水(2カップ)・塩(小さじ1)を入れて混ぜる。

ホカホカの炊きたてご飯にのせて召し上がれ!
たくあんや高菜などお好みの漬物と一緒に食べても美味しいです。
※フライパンと鍋で調理しましたが、面倒なときは最初から鍋でもかまいません。
フライパンで調理すると汁が煮詰まりやすく、味や色が濃くなりやすい気がする。
大同電鍋での作り方
上の作り方STEP.6で、フライパンの材料を電鍋の内釜へ移します。
外釜に2カップの水を入れ約1時間煮込む。

八角やシナモンを入れる場合はここで入れます。

ゆで卵や厚揚げを入れる場合もここで投入。

いい色に煮込まれています。
電鍋で調理すると、鍋の火を見ていなくていいのでほんと気が楽です。

ふつうの鍋で作るのと変わらずとても美味しく仕上がった。
電鍋で作ったからか、心なしかいつもより美味しいような気さえしてくる!
ちなみに…

電鍋なら、外釜の上に蒸籠をのせてゆで卵を作るという、一石二鳥な調理も可能。
スイッチオンしてから15分ほどでゆで卵ができるので、途中で魯肉の中にドボンします。
小さめ蒸籠の場合は蒸し板があればのせられます。(私が使っているのはこれ↓)

蒸籠がない場合は盆ざるをのせてもいけます!
蓋もちゃんと閉まります。
ちなみに電鍋(Lサイズ)には盆ざる8寸(24cm)がぴったりのります。(買ったのはこれ↓)
完成した魯肉飯

今までは肉を1cm幅くらにカットしていたけど、5mm幅くらいにカットしてみた。
大好きな帆帆魯肉飯の魯肉飯は、お肉がけっこう細かくカットされていたのを思い出し、そのようにしてみた。
細かい方が味も染み込みやすく食べやすくて、個人的にはこっちの方が好きかも!
好みのカットを追求してみてください。

高菜のせも美味しい!
たくあんとかも合いますよ〜。

目玉焼きのせにして、トロ~リ黄身と一緒に食べるのも美味しいです。
台湾では魯肉飯にパクチーがのっていることはあまりありませんが、たっぷり準備して追いパクチーしながら食べるのも好きです。
パクチー好きな方はぜひ試してみて!

高雄の南豐魯肉飯で食べたみたいに、肉を細かく切らず大きめのままで作ってみた。
肉々しさがあってこれも美味しいです。
ちょっと煮込み時間はかかるかもですが、時間があるときにやってみてください。
材料についてのポイント
豚バラ肉

スーパーではあまり売っていませんが、肉屋なら皮付き豚バラブロックが買えるはずです。

台湾では皮付き肉の魯肉飯が出てくることが多い。
この皮のぷるぷるとした部分も美味しいので、できれば皮付きを準備したい。
ですが、個人的にはけっこう油が胃にもたれるので、皮なしの方が好きだったりする(笑)
この辺はお好みでどうぞ。
そして、薄切りの豚バラ肉や豚こま肉、豚ミンチでも全然作れます。
薄切り肉は火の通りも早いので、煮込む時間がないときなどにおすすめ。
五香粉
この五香粉こそが、台湾で「八角臭がする!」と感じる調味料のひとつだと思われる。
五香粉はスーパーの中華調味料売り場に置いてあり、比較的手に入れやすい。
近くのスーパーに売っていない場合は通販でも購入できます。
ちなみに、台湾では五香粉が入っていない魯肉飯もあるので、あの香りが苦手な方は五香粉なしでも美味しいと思います。
油葱酥(揚げエシャロット)
油葱酥(揚げエシャロット)は味の深みを出すのに必要です。
入っている方がやっぱり美味しいと感じます。
日本のスーパーでは手に入れるのが難しい。
ネットで購入することもできるので、ぜひ手に入れてください。
どうしても用意するのが難しい場合は、玉ねぎとニンニクを揚げたもので代用できるかな?と感じます。
玉ねぎだけだとちょっとパンチが足りない。
ニンニクだけだとちょっと強すぎる?
なのでその2つを合わせてみる。
実際にこれで試したわけではないので、あまり大きな声では言えませんが…!
醬油膏(醤油)
醬油膏は台湾のとろみ&甘みのある醤油です。
日本で手に入れるのが難しいので、無理に入れなくても大丈夫です。
私は醤油大さじ3のところを、醤油大さじ2:醬油膏大さじ1で作っています。
醬油膏を持っている方はぜひ使ってみてください。
より台湾の味に近づけるような気がしています。
華僑服務社では売っていました。
醬油膏のレシピも紹介しています。

>>https://oolongsan.com/soy-sauce-paste-recipe/
氷砂糖
台湾で買ってきたレシピ本などを見ると、魯肉飯の砂糖はほとんどがこの氷砂糖なのです。
日本でも買えるし、できるだけ本場に近づけるために使っています。
ない場合はふつうの白砂糖でも大丈夫です。
米酒
台湾で料理に酒を入れる場合、ほとんどがこの米酒なのです。
より本場の味に近づけたい場合はおすすめです。
私はいつもコレを入れています。
準備できない場合は日本の料理酒でOKです!
ちなみに、華僑服務社・友誼商店では売っているのを見たことがあります!
八角・シナモン

五香粉を少なめにして、八角とシナモンのホールスパイスを入れてみた。(煮込むとき一緒に投入)
ホールスパイスだとより一層香りがよく、お上品な感じに仕上がりました。
お店によってはホールスパイスを使っていたりするのかも。
ぜひ、いろいろアレンジして自分好みの味を追求してみてください。
つくれぽ
SNSで「作ったよ」とご報告いただいたものを紹介します。
作っていただきありがとうございます!
ご報告いただいたら随時載せていきます。(※掲載が不都合な場合はご連絡ください)
「作ったのに載ってない!」など、掲載漏れがありましたらお申し付けください。

おうちで魯肉飯を作って台湾ロスを埋めてね!