生姜と黒ごま油とお酒で作る骨付き鶏肉入りの、ぽかぽか温まるスープ。
それが「麻油雞(まーよーじー)」。
寒い日本の冬でも味わいたいと思って作ってみました。

電鍋で作ったら簡単すぎてビックリ!
麻油雞の材料
- 手羽元…500gくらい(骨つきの鶏肉。骨つきじゃないと旨みが出ない)
- 生姜…1個(皮付きのままスライス)
- 黒ごま油…大さじ3
- 米酒(日本酒)…500ml
- 塩…少々

生姜を皮付きのままスライスしておくだけで準備完了!
めちゃ簡単なレシピです。
麻油雞の作り方

フライパンに黒ごま油(大さじ3)をひき、弱火〜中火で生姜を炒める。

生姜の香りがしてキツネ色になるまでしっかり炒める。
シワシワ手前ぐらいがいいかも。

そこへ手羽元を入れ、焼き目がつくようじわじわ焼く。
ここで手羽元に火を通すわけではなく、皮に焼き目をつける感じです。

手羽元と一緒に炒めた生姜も、いい感じにシワシワしてくるはず。

【STEP.2】の材料を電鍋の内釜へ移す。

そこへ米酒(500ml)を入れ、外釜に1カップの水を入れスイッチオン。(酒は手羽元が浸るように入れる。少なかったら足してね。)
約30分加熱する。➡︎28分くらいでスイッチが切れたけど、そのまま保温で加熱した。

最後に塩で味を整えて完成。小さじ1/3程度入れた。

鶏肉の旨味と生姜と黒ごま油の香りと香ばしさが決め手の、ぽかぽかあったまるスープです。
初めて台湾で食べた時は塩気があまり感じられなくて、最初はちょっと物足りなさを感じたけど、食べ進めるとなんかしみじみ美味しく思えてくる、不思議なスープです。

麺を入れても美味しい。
台湾では麺線が入ってることが多い気がします。
麺線は手に入れるのが難しいので、ビーフンや素麺などお好みの麺を入れてみて。
麺を入れる場合
- 麺類(ビーフン、素麺、春雨など)…50g〜(量はお好みで)
- 茹でた麺をザルにとり、水で洗い、水気をよく切る
- 少量のごま油であえておく
- 食べるときに加える

麻油雞を電鍋でコトコトしている間に麺を準備するといいです。
材料のポイント・入手方法
黒ごま油

味の決め手となるのが黒ごま油です。
ふつうのごま油より香ばしさと深みがあります。
あまり日本のスーパーで売っていないので、Amazonで買いました。
私が買ったメーカーのものは、値段が上がって送料もかかるようになってた(((;・⌓・)))
成城石井、オオゼキに売っているらしいので探してみて〜!
あとはデパ地下でも見たことがあります。
ふつうのごま油でも作れなくはないと思うけど、シンプルな素材だけのスープなので、けっこう味を左右すると思う。
米酒

本当は台湾の米酒がいいんだけど、日本で買うとちょっとお高い。
しかも中華食材店でしか手に入らない貴重品なので、ちょっと躊躇う(笑)

けっこうたくさん使うので、なるべく安くお手軽に!ということで「沢の鶴 米だけの酒」を使用しました。

西友ではもっとお得な純米酒が売っていたので、こちらも良さそうです。
純米酒を料理に使うなんて贅沢なんでしょうか?
お酒飲まないからよくわかりません(笑)
ちなみに、「麻油雞は水を入れない」というのをどこかで読んだ気がしたので、このレシピの水分は酒だけです!
このレシピ本にも麻油雞が載っていて、そのレシピでも水は使われていません。
私はお酒があまり飲めないけど、そんな私でも美味しく酔っ払わず食べられたので安心してください。(でも一応アルコール弱い人は気をつけて)
電鍋で調理したらいつのまにかアルコール飛んでました。
麺類
麺はお好みのものを入れてください。(麺なしでもOK!)
ビーフン、素麺、春雨など。
素麺がいちばん台湾で食べたのに近いかな〜と感じます。

私がスーパーで買った、ケンミンのビーフンはパスタのようにストレートで、とっても扱いやすかった。
台湾のビーフンを使ったことがある人ならおわかりかと思いますが、このスタイルだと、ひとり分を取り出すのが一苦労なんです。
バリバリもろもろ崩れてそこら中に散らばるビーフン…
台湾では1袋まるまる使うのかな?

寒い日はぽかぽか麻油雞で決まりです!