迪化街(台湾最大の問屋街)で買ってきた愛玉の種を使って、「愛玉子」を作りました。

水の中で種をモミモミするとゼリーになるんです!
本記事では「愛玉子」の作り方や作った様子を紹介します。
愛玉子の材料

種を入れる布袋と作り方の紙もセットになっていた。

- 愛玉のタネを布袋に入れて閉めます。
- 沸かした2000ccの水(常温)を入れたボウルに愛玉の袋を入れます。※ボウルに油質が付いてはいけません
- 愛玉の袋を揉みます。
- とろりとしてきたら、固まるように冷蔵庫で冷やします。※蜂蜜やレモンシロップをお好きなだけかけて召し上がれ!!
迪化街で買った愛玉の種は40g入り。
水2000ccぶんできるとちょっと量が多すぎなので、半量で作った。
- 愛玉の種…20g
- 沸かした水(常温)…1000cc
- 布袋またはガーゼなど
布袋がない場合は、ガーゼに包んで紐や輪ゴムで口を閉じる方法でも良さそう。


愛玉子の作り方

ボウルに油が付いてはいけないということで、よく洗ったボウルを準備。
ボウルに1000ccの水を注ぐ。

水に入れて揉むとだんだんと種がモッタリと重くなって、ぬるっとした感じのものが出てくる。

はじめは透明だった水がだんだん黄色みを帯びてくる。

10分ほど揉んでぷるぷる感が出てきたら、布袋をよく絞って成分を出し切る。
全体をよく混ぜ、そのまま30分〜1時間ほど放置すると固まる。
作り方の紙には「冷蔵庫で」と書いてありましたが、常温の方が良いかも!?(その理由は後ほど)

ぷるぷるに固まった!
火も使わず固まるなんて面白い体験でした。
お子様と一緒に作るのにも良さそうです。
水分が出てくるのを防ぐ

作った愛玉子はなるべく早く食べるのが良いみたい。
冷蔵庫に入れた愛玉子は翌日に水分が出て、ゼリー部分の嵩が減っていました。
dancyuの愛玉子レシピにヒントとなる記事がありました。
参考 つるんとした食感で甘酸っぱい愛玉子(オーギョーチ)|瑞々しき台湾デザート① | 今日、なにつくる?【公式】dancyu (ダンチュウ) | 「知る」は、おいしい。食べる直前に冷やす。冷蔵庫に入れて冷やすと離水してしまうので、ボウルを重ねて氷で冷やす。
https://dancyu.jp/recipe/2020_00003526.html
冷蔵庫に入れると水分が出てしまうんですね。
すぐに全部食べるなら冷蔵庫で冷やしても良さそうですが、全部食べないならこの方法がいいかも。
水について
実は2回作って、1回目は「ミネラルウォーターで冷蔵庫」、2回目は「沸かした水道水を常温にしたもので常温放置」しました。
ミネラルウォーター
作り方の紙には「沸かした水を使え」と書いてあったが、面倒くさくてミネラルウォーターをそのまま使用。(後で若干後悔することとなる)
日本のミネラルウォーター、コカ・コーラ「森の水だより」使用。
硬度 34.6(軟水)
「蒸留水や軟水だと固まらないことがある」と書いてあるサイトもあったが、今回使用した「森の水だより」は固まった。
はじめ1時間たっても固まらず、水を沸騰させなかったから失敗したのかも…と後悔。
しかし、ボウルの中身をスプーンでかき混ぜると、所々ゼリー状になっている部分があったので、もしかするとうまく撹拌できていないのかなと思い、よーくかき混ぜて再度1時間ほど冷蔵庫で冷やしたところ、固まりました。
ただ単に冷やし時間が足りなかっただけか、撹拌が足りなかったのかよくわかりません。
沸かした水(常温)

dancyuのレシピには、特に何の水を使えとか書いていなかったので、水道水(東京都)を沸かして冷まして常温にしたものを使用してみた。
こちらは冷蔵庫に入れず、そのまま30分ほど放置したら、あっというまにぷるぷるに固まりました。

結論、水道水で良さげ〜!
しかし!
固まった愛玉子をそのまま常温で置いておいたら、水が出てきていた(笑)
あれ?離水しないんじゃなかったの?いろいろと謎です。
冷房が効いてる部屋に置いたから?まさか。
とりあえず、お好きな方法で固めてみてください。
レモンシロップの作り方
レモンシロップは瓶に入れて漬ける形で作るのが一般的かもしれませんが、今すぐ食べたいので電子レンジでサクッと作る方法です。
- 国産レモン…1個
- はちみつ…レモンがひたひたになるくらい(甘さはお好みで調節)
- 砂糖…大さじ1

- 2mm幅くらいにスライスしたレモンを皿に広げて、上にはちみつと砂糖をまぶして600wで1分加熱。
- 軽く混ぜてさらに1分加熱。
- 粗熱をとって冷蔵庫で冷やす。
加熱するとレモンの水分が出てきます。

dancyuレシピのシロップに上記レモンシロップをぶち込んでみた。
レモン以外にも、シークワーサー、金柑、柚子など柑橘系のシロップなら何でも合うと思う。
愛玉子を食べた感想

ひとくち食べて「台湾で食べたあの味だ!」と感動でした。
台湾の屋台での記憶がフワッと蘇る。

愛玉子自体にはそんなに特徴的な味はないので、シロップの味が決め手になるかも。
食感や香りがゼリーとはまた少し違う気がする。

ゼラチンも入れていないのにこんなにしっかり固まる。
本当に不思議な植物です。
愛玉子は植物の中でもとりわけペクチンの含有量が多いため、寒天などのように加熱することなく固まる珍しい特質がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%82%AF%E3%82%B7
今回はレモンシロップで食べましたが、台湾ではドリンクのトッピングとしてもよく見かけます。
レモンティーに入れて、愛玉レモンティーにしても美味しくいただける。

コレ、台湾の愛玉ゼリー屋さんの店頭とかでもたまに見かけますよね。
愛玉の種が買えるお店

迪化街の「懐結堂薬行有限公司」というお店で買いました。
干し椎茸や漢方などの乾物が売っているお店です。

迪化街の乾物屋では何店舗か売っているのを見かけました。
目についたお店で買ってみるといいと思います。

ちなみにこのセットは愛玉の種40g入りで80元でした。
日本でもAmazonや楽天で買えるので、すぐ台湾に行けない場合でも楽しめます。

お家で愛玉子を作って楽しんでみてね!
つくれぽ
SNSで「作ったよ」とご報告いただいたものを紹介します。
つくれぽというか、硬水のほうが良いかもというアドバイスをいただきました。
うちの近くのスーパーに硬水が売っていなくて、まだ試せていません…
作っていただきありがとうございます!
ご報告いただいたら随時載せていきます。(※掲載が不都合な場合はご連絡ください)
「作ったのに載ってない!」など、掲載漏れがありましたらお申し付けください。
