台湾で買ってきた愛玉の種を使って、「愛玉子」を作りました。

水の中で種をもみもみするとゼリーになるんです!
本記事では「愛玉子」の作り方や作った様子を紹介します。
愛玉子の材料
いろんなお店で愛玉の種を買いましたが、お店によって種と水の割合が微妙に違った。
2通りで作ってみたので、参考にしてみてください。
- 種20g:水1000cc
- 種10g:水1000cc
なんとなく想像がつくと思いますが、「種20g:水1000cc」はしっかりゼリーっぽく固まる。
「種10g:水1000cc」はゆるめのクラッシュゼリーみたいな感じです。

種を入れる布袋と作り方の紙もセットになっていた。

- 愛玉のタネを布袋に入れて閉めます。
- 沸かした2000ccの水(常温)を入れたボウルに愛玉の袋を入れます。※ボウルに油質が付いてはいけません
- 愛玉の袋を揉みます。
- とろりとしてきたら、固まるように冷蔵庫で冷やします。※蜂蜜やレモンシロップをお好きなだけかけて召し上がれ!!
- 愛玉の種…20g
- 沸かした水道水(常温)…1000cc
迪化街で買った愛玉の種は40g入りでした。
水2000ccぶんできるとちょっと多すぎなので、半量で作った。


1800~2500ccの水の量で固さを調節できます。
- 愛玉ペクチンはミネラルと組み合わせる必要があります。水道水または硬水と (山の)湧水を含む冷水で煮ることができます。浸透ろ過水、純水は愛玉を確実に凍らせます。
- 愛玉ゼリーをもみもみする容器には、油分やRO逆浸透ろ過水が入っていないこと。純水は愛玉が固まらない。
- 10分ほどもみもみするとペクチンが放出されます。
- 常温で0.5~3時間ほどおくと固まる。
この紙に書いてある通り、水の量で固さを調節するようです。
- 愛玉の種…10g
- 沸かした水道水(常温)…1000cc
台南で買った愛玉の種は20gでした。
なので半量の10g:1000ccで作ってみることに。
愛玉子の作り方


ちなみに、布袋がない場合は、ガーゼに包んで紐や輪ゴムで口を閉じる方法でも良さそう。

ボウルに油分が付いてはいけないということで、よく洗ったボウルを準備。
ボウルに1000ccの水(常温)を注ぐ。

水に入れて揉むとだんだんと種がモッタリと重くなって、ぬるっとした感じのものが出てくる。

はじめは透明だった水がだんだん黄色みを帯びてくる。

10分くらい揉んだら終了。

ぷるぷる感が出てきたら、布袋をよく絞って成分を出し切る。

全体をよく混ぜ、そのまま30分〜3時間ほど放置すると固まる。
固まる時間は、種と水の割合によっても変わってくるので、様子を見ながら判断してください。
※迪化街の作り方の紙には「冷蔵庫で冷やす」と書いてありましたが、常温の方が良いかも!?(その理由は後ほど)

こちらはしっかり角のあるゼリーに固まった。
常温で30分ほど放置しました。


種が半量のこちらは、上に比べるとゆるいけど、ジュースに入れたり、レンゲですくって食べるならこれでも良さそう。
こちらは常温で1-2時間放置しました。
火も使わず固まるなんて面白い体験でした。
愛玉子は植物の中でもとりわけペクチンの含有量が多いため、寒天などのように加熱することなく固まる珍しい特質がある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%A7%E3%82%AF%E3%82%B7
水が出てくる(離水)のを防ぐ
冷蔵庫に入れた愛玉子は翌日に水分が出て、ゼリー部分の嵩が減っていました。

作った愛玉子はなるべく早く食べるのが良いみたい。
dancyuの愛玉子レシピにヒントとなる記事がありました。
食べる直前に冷やす。冷蔵庫に入れて冷やすと離水してしまうので、ボウルを重ねて氷で冷やす。
https://dancyu.jp/recipe/2020_00003526.html
冷蔵庫に入れると水分が出てしまうんですね。
すぐに全部食べるなら冷蔵庫で冷やしても良さそうですが、全部食べないならこの方法がいいかも。
しかし!!!
固まった愛玉子をそのまま常温で置いておいたら、水が出てきていた(笑)
あれ?離水しないんじゃなかったの?いろいろと謎です。
冷房が効いてる部屋に置いたから?まさか。

離水が気になる場合は、「種10g:水1000cc」のゆるめゼリーで作ると、離水してるのがあまり気にならなかったです。
レモンシロップの作り方
先ほどのdancyuレシピを参考に作りました。
- 水…500cc
- きび砂糖…120g
- レモン汁…大さじ4くらい
- 輪切りレモン…適量(飾り用)

水ときび砂糖を小鍋で煮立たせる。
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やす。

冷えたシロップにレモン汁を絞る。

飾りの輪切りレモンも入れて完成。
レモン以外にも、シークワーサー、金柑、柚子など柑橘系なら何でも合うと思う。
愛玉子を食べた感想

ひとくち食べて「台湾で食べたあの味だ!」と感動でした。
台湾の屋台での記憶がフワッと蘇る。

愛玉子自体にはそんなに特徴的な味はないので、シロップの味が決め手になるかも。
食感や香りがゼリーとはまた少し違う気がする。

ゼラチンも入れていないのにこんなにしっかり固まる。
本当に不思議な植物です。

沖縄産パッションフルーツをお取り寄せして、のせてみました。
最高に美味しいです!

台湾ではドリンクのトッピングとしてもよく見かけます。
レモンティーに入れて、愛玉レモンティーにしても美味しくいただける。
愛玉の種が買えるお店

迪化街の「懐結堂薬行有限公司」というお店で買いました。
干し椎茸や漢方などの乾物が売っているお店です。

迪化街の乾物屋では何店舗か売っているのを見かけました。
目についたお店で買ってみるといいと思います。
台南の種は愛玉ゼリーのドリンクスタンド「湯老爺 武廟愛玉」で買いました。
店頭で種を売っていることがある。
日本でもAmazonや楽天で買えるので、すぐ台湾に行けない場合も楽しめます。

おうちでもみもみして愛玉ゼリーを作ってみてね!
つくれぽ
つくれぽというか、硬水のほうが良いかもというアドバイスをいただきました。
うちの近くのスーパーに硬水が売っていなくて、まだ試せていませんᐠ( ᐪᐤᐪ )ᐟ
作っていただきありがとうございます。
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