この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
台南といえば蜜餞(ミージェン)という砂糖漬けドライフルーツのお菓子が名物です。
ただ甘いだけのドライフルーツではなく、ちょっと独特の漢方風味のドライフルーツなのです。

食べやすい漢方風味じゃないのもあるよ!
神農街近くにあったレトロな蜜餞屋さん「榮義蜜餞行」へ行ってみました。
本記事では「榮義蜜餞行」で買った蜜餞やお店の様子、アレンジして食べた様子を紹介します。
榮義蜜餞行のお店の様子

昔懐かしの駄菓子屋さんのような雰囲気。
蜜餞と一緒におもちゃも売っていたので、余計そんな感じがしたのかも。
中央のケースにも壁沿いの棚にも蜜餞が陳列されています。

蜜餞はすべて1袋50元。
蜜餞の種類はハンパなくて、何を買えばいいかわからないです。
見たこともないようなものから、知ってるフルーツまで様々。

見た目とか読める漢字とかを参考に、買いたいものをピックアップしてお会計しました。

店構えは日本の駄菓子屋さんみたいで懐かしい。

赤い看板が目印です。
榮義蜜餞行で買ったもの・味の感想

この漢字のレトロなパッケージが好き。
- 蕃茄干…ドライトマトの砂糖漬け
- 化應子…プラム(すもも)の漢方風味の砂糖漬け
- 綠茶梅…梅の緑茶味シロップ漬け
- 情人酸芒果…青マンゴーの砂糖漬け

ひとつずつ味の感想をみていきましょう。
化應子(プラム/すもも)

はうっ。
化應子は単独で食べるのはなかなかキツイぞ(笑)
汁の色からもわかるとおり、結構な漢方の味と香り。
ちなみに材料は李子(プラム)、糖、鹽、百草粉、檸檬酸、葡萄糖、甜味剤…などです。
百草粉というのが、靈香、八角、香茹、油桂、荳蔻、丁香(霊香、八角、シイタケ、シナモン、カルダモン、クローブ)などという、いかにも中華なスパイスを配合した粉みたい。
どうやらこれが漢方風味の原因っぽい。
後述しますが、化應子はとあることに使いたくて買ってきました。
綠茶梅

綠茶梅。これめちゃ美味しい。
青梅を緑茶味のシロップで漬けたものっぽい。
緑茶感はそんなにありませんが、甘酸っぱくて、漢方風味の味付けはされておらず、とても食べやすい味です。

お茶請けにぴったり。
台湾茶と一緒にいただきたい。
情人酸芒果(青マンゴー)

濃い黄色の甘いマンゴーもいいけど、酸っぱい情人酸芒果もおすすめです。
私は今これにハマっています。
青マンゴー独特の味がなんか好きです。

砂糖などで味付けしてありますが、漢方はたぶん使われていないと思う。食べやすい味。
蕃茄干(ドライトマト)

蕃茄干はとても食べやすくて美味しい。
トマト自体の甘みもあると思うけど、味付けに砂糖も使われているみたい。
漢方は入っていないので万人受けすると思う。
蜜餞を使った食べ物
実はこれがやりたくて、蜜餞を買ってきた。
台湾の夜市でよく見る糖葫蘆(フルーツ飴)。
中でもトマトとトマトの間に蜜餞が挟まったものが大好き。
この黒い蜜餞は漢方風味強めの化應子なんです。
これをなんとか家でも楽しみたいと思っていました。

ひとまず台南の水仙宮市場内で見かけた、トマトに挟むだけのものを再現。
これがめっちゃ美味しい!
正直、化應子は漢方の味付けが濃い目なので、単独で食べるのは少しキツイ。
だけどトマトに挟むとすんごく美味しい食べ物に変身します。不思議!
台湾のトマトはフルーツにカテゴライズされるくらい甘みがあるので、フルーツトマトを使用するのがポイントかも。

先ほどのものを飴でコーティングしてみたけど、飴ってこんなに難しいんだ…
なんか随分と分厚いコーティングになってしまった。
けど味は台湾で食べた糖葫蘆と同じ味で感動。

台南名物の蜜餞をぜひお土産にしてね!
榮義蜜餞行のアクセス
台南の蜜餞といえば安平にある「林永泰興蜜餞」が有名ですが、今回紹介した「榮義蜜餞行」は神農街近くなので、安平まで行く余裕がない場合などにおすすめです。
他にもあるよ!台南の蜜餞屋さん