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家で気軽にマントウ(饅頭)が食べたい。
マントウは具なし肉まんみたいな感じ!
日本ではあまり売っていませんが台湾ではよく売っています。
ということで、大同電鍋とホームベーカリーでできるだけ簡単に作れないか試行錯誤してみました。
マントウの材料
- 中力粉…200g(強力粉100g+薄力粉100g)
- 牛乳…100g(豆乳や水でもOK)
- サラダ油…15g(グレープシードオイルなど癖のない油でもOK)
- ドライイースト…2g
- 砂糖…15g(黒糖でもOK)
- 温水(30~40℃くらい)…20g
黒糖を使用する場合20~30gくらい入れた方がより風味を感じられるかも。
マントウの作り方
※HB=ホームベーカリー
※この作り方では黒糖を使用しています。

【材料B】の温水にドライイーストと砂糖を加え、砂糖が溶けるよう混ぜ合わせておく。
【材料A】をパンケースに入れる。

パンケースに【材料B】も加え、HBの「こねるコース」で15分。※羽の取り付け忘れに注意!
こねている間にオーブンペーパーを10cmくらいの正方形にカットしておく。(マントウの下に敷く用。)

ブザーが鳴ったら取り出し、生地が滑らかになっていればOK。

手で生地をこねる準備をしておく。(手袋と刷毛はなくてもOK)

打ち粉(強力粉:分量外)をしたクッキングマットの上に生地をのせ20~30回こねる。
折り畳んで押すを繰り返す感じ。
(手でこねる工程を加えると、HBだけよりなめらかでキレイになったので、面倒でもやったほうがいいです。)

折り込んだ部分が底に来るようにし、最後は丸くキレイに整える。

長方形になるようめん棒で伸ばす。

真ん中から上下に伸ばし、90度回転させて同じことを何度か繰り返し、薄く長方形にしていく。


刷毛で薄く水を塗る。(水を塗らないと生地同士がくっつかずうまく巻けない。刷毛がなかったら手でもOK)

生地の終わりをチョンチョンと指で薄く伸ばす。(巻き終わりがキレイに巻ける)

くるくる巻いて円筒形の生地を作ったら、コロコロ伸ばして均一の太さにする。


端っこを切り落として、食べやすい大きさ(指2本分の幅)に切り分ける。


スチームプレートを置いた電鍋の中にマントウを入れ、30分〜1時間30分くらい保温し、1.5倍に発酵させる。
保温時間は季節や室温によって変わる。
室温20℃前後で1時間〜1時間30分くらい発酵させました。

蒸籠を重ねる場合は、途中で上下を入れ替えると保温ムラが少なくなります。
どうしても電鍋内のほうが温度が高いので発酵が進む。
面倒だけど、途中で電鍋内と蒸籠内のマントウを入れ替えると均一になる。

保温中の電鍋の中は30℃くらいでした。
夏は室温発酵でもいいかも。

発酵がうまくいっているか確認。
1.5倍くらいになっていたらOK!
指で押すと凹むけどゆっくり元に戻る感じなら大丈夫です。
角が取れて断面のぐるぐるが盛り上がってぷっくりする感じ。

蒸し板を使用する場合、電鍋と蒸し板の間に菜箸をはさみ、余分な蒸気を逃すようセッティングする。
蒸し板なしで直接蒸籠をのせるの場合はそのままで大丈夫。(蒸籠は余分な蒸気が適度に抜けていくため。)
外釜に1カップの水を入れスイッチオン。水が飛び散らないようそっと入れるといいです。(約15分蒸す。)


スイッチが切れたら5分ほどおいて蓋はそっと開ける。(急激な温度差でマントウが縮むのを防ぐ)

ちょっと水滴が垂れちゃったけどいい感じにできました。
このマントウは黒糖20g入れました。

ふっくらツヤツヤ優しい甘さの黒糖マントウです。

そのまま食べても美味しいし、ベーコンや卵をはさんで食べてもいいです。
私はほんのり甘い豆乳に浸しながら食べるのが好き。
失敗しないポイント
この記事を書くにあたって、マントウを何回も作りましたが、めちゃ失敗しまくりました。
発酵時間と蒸すときの水滴が問題になるっぽい。
いろいろ失敗して学んだ結果、ステンレス製蒸し器より竹の蒸籠の方が失敗しにくい、という結論に至る。
竹の蒸籠をお持ちの方はそちらで作ってみてください。
しっかり発酵させる


発酵させすぎもダメみたいなので、見極めがけっこう難しかった。
発酵が甘くても膨らみません。
発酵前の写真を撮っておいて見比べるのもいいかも。
水滴NG!

電鍋内のこちら↑はいい感じに蒸せたんだけど…

電鍋の上に重ねたステンレス製蒸し器内↑は黄色くカチカチになる部分が出てしまった。
おそらく蓋の水滴が垂れてこうなったようです。
蓋に布巾を巻いて菜箸で隙間もあけたけど失敗しました。もっと隙間をあけないといけないのかな?

うまくできるとすごくふかふかでいい感じです。

水滴が落ちると美しくなくなります…
スライドテーブル
あるとき気付いたのですが、スライドテーブルが犯人だったかも…!
スライドテーブルはいわゆる炊飯器置き場です。
炊飯器を置いて、炊飯するときにスライドして蒸気を逃すもの。
電鍋をそれの上に置いて使っていて、スイッチが切れたら「ガンっ」とスライドさせていた。(←バカ)
その衝撃できっと水滴がマントウに落ちてた気がする。
スライドテーブルを使っている方はその辺も気をつけてみてください。
いろいろな意見を参考にしてみた
失敗しまくっていろいろ検索して見つけた情報。
- 蓋に布巾を巻き菜箸を挟んで余計な蒸気を逃す
- 蒸しあがったら5分ほどおいて、蓋はそっと開ける
- 過発酵、発酵不足でもうまく膨らまない
- ドライイーストが死んでいないか?
竹の蒸籠が失敗しにくいという結論
いろいろ失敗した結果、電鍋Lサイズ(10合)にぴったりのる27cmの蒸籠を買いました。

それで蒸したところ、今まででいちばんなめらかでフワフワに仕上がりました。



ちなみにこのときは室温20℃くらいで、電鍋の保温で1時間30分くらい発酵させました。

表面が今まででいちばんツルツルなめらか肌!

材料や作り方は変えていないので、変えたところといえば蒸籠しかない。
空間に余裕があるのも大事なのかな?
蒸気のまわりがいいとか?

いろいろ謎ですが、大きな蒸籠を持っている方はそちらで試してみてください。

ちぎった感じもフワッフワ。

このレシピを参考にしました
材料や作り方はこれらの動画を参考にしました。
ホームベーカリーを使わず手でこねる場合はこねかたも参考にどうぞ。
YouTubeで「饅頭 食譜」とかで検索すると、いろいろな作り方が出てくるので勉強になります。
アレンジレシピ
紫芋2色マントウ

蒸した紫芋を生地に練り込んで、プレーンのと2色で作ってみました。
見た目がすごくかわいい。芋のほっくり食感とほんのり甘さがいい感じ。
▼このレシピを参考にしました。

プレーン生地と紫芋入り生地をドッキングして成形する感じです。

横着してHBで作った生地を2等分して片方に紫芋をあと入れしたけど、けっこうまとめるのが大変だったしムラになりやすかった。
時間はかかるけど最初からそれぞれをHBで練る方がいいと思います!
台湾パイナップルマントウ

台湾パイナップルを干し網で4、5日干しました。


作り方のSTEP.2でドライパイナップルを入れてこねる。

プレーンマントウと同じように伸ばして成形して蒸します。


おやつにおすすめなパイナップルマントウのできあがりです。

給食で食べたパインパンをイメージして作ってみました。
レーズンやクルミなど好きなものを入れて楽しんでみてください。
魯肉マントウ

割包的な感じで作ってみました。
マントウに切れ目をいれて、魯肉・パクチー・ピーナッツパウダーをパラパラ。
これ本当に美味しすぎておすすめの食べ方です。

魯肉をわざわざ作るのは大変なので、魯肉飯を作ったときに少し残して冷凍保存しておくと便利です。(電鍋でマントウと半解凍した魯肉を一緒に蒸せば一石二鳥!)
ピーナッツパウダーはピーナッツを袋に入れてめん棒などで叩いて粉々にすればOK。
>>https://oolongsan.com/lu-meat-rice-recipe/
フルーツバター×マントウ

個人的にハマっているのがリリコイバターなどのフルーツバターをつけて食べる方法です。
スーパーで買ってくるだけで簡単おいしい。

パッションフルーツの酸味がいいです。

成城石井のあまおういちごバターも美味しいです。

あると便利な道具
クッキングマット

これまでまな板にオーブンペーパーをしいてやっていました。
微妙にサイズが小さくてやりづらかったのでヨシカワのシリコンマットを購入。
使い終わったら洗って干してくるくる巻いてコンパクトにしまえて便利です。
ドレッジ

右上にある透明なのがドレッジ。
クッキングマットの上で生地をカットできて便利です。
蒸籠(せいろ)
私がいろいろ失敗してる原因のひとつが蒸し。
金属製の蒸し器ではなく、竹の蒸籠で蒸せばたぶんそこまで失敗しないはず!
大同電鍋Lサイズには27cmが、Mサイズには21~22cmがぴったりのります。
▼蒸籠など道具について詳しく紹介する記事はこちら
ホームベーカリー
マントウが作りたいがために買ったシロカのホームベーカリー。

自分でこねればホームベーカリーはいりません。
でも15分間こねるのってけっこう大変なんです。
私はナマケモノなので買ってよかった。
気軽にマントウ作ろうって思えます。
ピザ生地も作れるよ!