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「大稻埕慈聖宮」という廟の前に集まる、美味しいグルメ屋台のひとつに「雞卷」という謎の食べ物があった。

雞卷?鶏肉巻き?チキンロール?
そう思うのがふつうかと思われますが…

まさかの鶏肉不使用の摩訶不思議ロールでした!
本記事では「大稻埕保安街雞卷」で食べたものの紹介とその名の謎に迫ります。
大稻埕保安街雞卷の雞卷と名前の謎

「雞卷」という名前と見た目から、鶏肉入りの具を巻いて揚げたものかと思ったのですが、中の肉はおそらく豚肉でした。
他にも玉ねぎなどの野菜入りで、外はカリッと中は甘みとジューシーさがあって、いろいろ謎はあるけど美味しいです。

この甘みのあるケチャップみたいなのをつけて食べると、ジャンクさが増してより好吃。
付け合わせのキュウリも地味にいい仕事してます。
小腹がすいたときにぴったりなグルメでした。
結局、「鶏肉が入っていないのになぜ雞卷なんだろう?」という謎をずっと抱えたままでした。
見た目がチキンっぽいからかとぼんやり思っていましたが、どうやら違ったようで。
ある時、Twitterで台湾人にその理由を教えていただきました。(ありがとうございます!)
”雞”巻 本来の意味は余ったものを包んだものらしい
— クモル ツキシマ (@erwintsukishima) March 7, 2021
雞の発音≒多の発音(台湾語)です…https://t.co/GDNJ0WcHmi
「雞」と「多」発音が同じだから、いろんな余ったもの(多)を入れて包んだ食べ物ということのようです。
「多」には「余り、残った」というような意味合いがあるそう。
雞卷 = 多卷 = 余りもの巻き
だから「雞卷」という名前だけど鶏肉が入っているとも限らない。
台湾ってこういう“同じ発音だから”という、言葉遊びみたいなものをよく見る気がします。
鳳梨 = オンライ = 旺来 = おめでたい みたいな。
大稻埕保安街雞卷のお店の様子

屋台裏手の飲食スペースみたいなところで食べました。

ここは「大稻埕慈聖宮」という廟の敷地内で食べられることで知られています。

天気が良くて席が空いていればこちらがおすすめです。
ガジュマルの隙間から見える青空の元、美味しいグルメを堪能できる。
こちら側で食べる時は、こちら側にある注文口から注文するようです。
大稻埕保安街雞卷の外観

屋台前のベンチに座ってサクッと食べることもできる。

この通りはいろいろな美味しそうな屋台が軒を連ねています。

鶏肉が入っていない「雞卷」なるグルメを味わってね!
大稻埕保安街雞卷のアクセス