コンパクトで写りもよく気に入っているSONYのRX100M3。
もう少し本格的に撮影するということを楽しみたいと思い、新しいカメラを探し始めた。
だけどやっぱり、一眼レフやミラーレスほど大きくて重いのは嫌だったので、コンパクトであるという条件は譲れない。
そこで私が選んだのが「FUJIFILM X100F」です。
ここがポイント!

- フィルムっぽい写真が撮りたい
- 写真を本格的にやりたい
- なるべくコンパクト
- オシャレでかっこいいカメラ
本記事では「FUJIFILM X100F」を買ってどれだけ良かったかということを、作例とともに紹介します。
スペックなどの細かい部分は他の方のブログで見てね。直感的な良さを伝えます。
FUJIFILM X100Fのいいところ
X100Fを選んだいちばんの理由と言っても過言ではない、フィルムシミュレーション。
簡単に説明すると、フィルムカメラのように撮影する時点で、撮影したい物や風景に合わせたフィルムを選んで撮ることができるのです。

フィルムって撮りたいものにあわせて買うんです!
例えばキッチュな雑貨をビビットに撮りたいときは、ビビットな色が得意なVelviaというフィルムシミュレーションを使用する。
これはピンクのネットをかぶったマンゴーの写真ですが、本来はもっと落ち着いた色合いです。

かわいくキッチュに撮りたいときはVelviaがとてもいい雰囲気ですね。
逆に、コントラストの強いかっこいい風景は落ち着いたカラーで撮影したい、それならクラシッククロームを。

という感じです。
今のデジタルの時代では、RAWで撮影してあとからLightroomで自分好みに現像するというのが当たり前かもしれません。
それをフィルム時代のようにできるのが、X100Fのおもしろさです。
あとでLightroomで現像すればいいというのは、その通りなのですが、X100Fで撮影していて思ったのが、
「そのときその場所で感じた、直感で選んだフィルムシミュレーションは、その風景にぴったりなんじゃないだろうか」
ということです。
毎日、その日撮ったものをこまめに現像する人はいいのですが、まとめて後日という場合などは、あのとき感じた思いを忘れてしまうこともある。
なんだかこのアナログ感がとてもいいなと思ったのです。
そして長年フィルムを作ってきた富士フイルム。
デジタルでもフィルムのような色味を出すのがとてもうまい。
もうLightroomで現像しなくてもいいんじゃないかなと思えるほど。

現像するのがダルい、私みたいなめんどくさがり屋さんにおすすめ!(笑)

以前フィルムカメラで撮影していたこともあって、露出補正ダイヤルやISO感度ダイヤルを見るとワクワクしてしまう。
もちろんここを使わず、ファンクションボタンに割り当てることもできます。
RX100M3ではPオートでちゃちゃっと撮影することが多かったけど、こうダイヤル式になっていると、ついついクルクルしちゃうんですよね。
ちょっとアンダーにしてみようかな、とか。
フィルムカメラを使用したことがなくても、写真を勉強するには感覚で覚えられていいんじゃないかなと思う。
スマートフォンのカメラでもなく、安いコンデジでもなくこのカメラを選ぶ理由は、一眼レフ並みのボケが出せるからなんです。
X100FはF2の明るいレンズを搭載。
F2というのはレンズの明るさで、F値が小さいほど明るいレンズで、ボケやすい。

そして、センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるので、画質が良くなってボケやすいのです。

センサーサイズとボケの関係性については、検索するといろいろな記事が出てくるので調べてみてください。
X100FのセンサーサイズはAPS-C。

今まで使用していたRX100M3も1型と大きめではありましたが、APS-Cと比べるとやっぱり小さいと感じる。
いちばん小さい1/2.3型がスマートフォンのセンサーです。
この明るいレンズとAPS-Cの組み合わせで、いい感じにボケて雰囲気のある写真を作り出すことができる。
X100Fのレンズは開放の描写が甘く、ボヤッとしてるのが気になるという意見もよく聞きますが、オールドレンズっぽくて私は好きです。
きっちりくっきり写したいときは絞ってやればOK。
作風に合わせて使い分ければいいと思う!

これに尽きる。
X100Fはブラックとシルバーの2色展開で、私はブラックにしました。
フィルムカメラのようなクラシックでかっこいい見た目。
カメラってやっぱり所有欲を満たしてくれるものが嬉しいです。

この写真ではレンズフードを付けているので、レンズ部分が出っ張っていますが、デフォルトではもっとコンパクトです。これの半分くらい。
コンパクトデジカメにしては大きさも重さもそれなりにあるけど、私は特に気にならなかった。

重さはひそかにいちばん危惧していた部分でしたが、ちょっとしたお出かけにも気軽に持っていける。
重さは470gと500mlのペットボトルより少し軽い程度。

カメラストラップで首からかけていることもあり、そんなに重さは感じません。
あと嬉しい誤算だったのが、よりコンパクトなRX100M3よりも、カメラを構えるという点ではホールド感が良く撮影しやすいことです。
撮影してる感がめっちゃある。

ゲームのジョイスティックみたいなフォーカスレバーが便利すぎて、全カメラに搭載したほうがいいんじゃないかってレベルです。
ファインダーで覗きながらも、指の感覚でグリグリしてフォーカスエリア(ピントを合わせたい部分)を移動できて、ほんと便利。
手前にピント合わせ、奥にピント合わせが簡単にできます。

バッテリーを取り出すことなく、ケーブルに繋いで充電できるので便利です。
モバイルバッテリーからの充電もできるので、外出先で急に充電がなくなっても大丈夫。
私がいつもiPhoneとX100Fを充電しているのはRAVPowerの充電器です。
このSNS時代に、Wi-Fi転送できないデジカメは私の中ではアウトなのです。
特に旅行先で撮った美味しそうな食べ物やキレイな景色は、すぐにシェアしたい。

すぐに「いいね!」が欲しい!
スマートフォンにアプリを入れておけば、いつでもどこでもシェア可能です。
木村拓哉さんがInstagramで「相棒」とカメラを紹介されていた!
木村さんのは最新のX100Vですが、同じ種類のカメラでちょっと嬉しいです。
FUJIFILM X100Fのダメなところ
まあ値段ですよね…
私はX100Fの後継機であるX100Vが発売されてから買いましたが、それでも10万円を超えていました。
ちょっと予算的に厳しかったので少しでも安く買うため、フジヤカメラで古いカメラを下取に出して買いました。(あ、RX100M3は売り払ってませんよ)

>>https://oolongsan.com/fujiya-camera/
私にとっては大出費でしたが、それでも本当に買って良かったと思うカメラで、大満足です。
撮影するということが楽しい。
フィルムカメラのときに感じていた、ワクワク感を思い出させてくれたカメラです。
ここからは、人によってはデメリットになるかもしれない点を紹介します。
- 単焦点レンズ
- レンズ交換できない
- タッチパネルじゃない
- チルト・バリアングルじゃない
FUJIFILM X100Fの作例
X100Fのフィルムシミュレーションの良さを見ていただきたいので、あえての撮って出しです。
多少水平などは修正していますが、色味や雰囲気はX100Fが作り出したまんまです。

花の色がいい。

同じ場所で手前にピント合わせたのと…

奥にピント合わせたの。

ちょっとアンダー気味に撮ってみたり。

コンパクトなのでサクッと気になったモノを撮れる。


私の吸い殻じゃないよ(笑)



かっこよくシックに撮影したいときは、クラシッククロームがほんと合う!

さすがに食べ物は、彩度が低くなるクラシッククロームだと不味そうに写ってしまうので、ビビットめなフィルムシミュレーションがおすすめ。

旅行先で食べた美味しい食べ物は、美味しそうに残したいです。

寄れるのでテーブルフォトもいい感じ。

ケンタッキーのチキンも美味しそう。

まだ食べ物に合いそうなフィルムシミュレーションは試行錯誤中なので、もう少し研究の余地がありそう。

ここからは、フィルムシミュレーションとRAWをそのままJPEGで書き出したものとの違いを見ていただきたい。

花をかっこよく撮ってみたかった。
思い通り!

これはコレでいい感じ。

クラシッククロームのシックな感じと線路の雰囲気がマッチしていて、とてもかっこいい。

Oh…
RAWだとこんな味気ない写真に…ここからいい感じに現像するのダルい(笑)

フィルムシミュレーション最高!!
RAW+JPEGで撮っておけば、フィルムシミュレーションの色味と生のデータの両方を持っておけるので安心です。
フィルムシミュレーションのレシピを検索できるアプリ「Fuji X Weekly」がリリースされて、話題になっていました!
これかなり便利です。
作例も載っているので、好みのレシピを設定していろいろ試し撮りしてみてます。
FUJIFILM X100Fのまとめ
ここがポイント!

- フィルムっぽい写真が撮りたい
- 写真を本格的にやりたい
- なるべくコンパクト
- オシャレでかっこいいカメラ
フィルムを選ぶように写真を撮りたい。
写真を撮ることが大好きになれるカメラ。
旅行に持っていくのに苦にならないサイズ感。
持っていて自慢したくなるような見た目。
この辺にビビッときたあなたはきっとX100Fが気にいるはずです。

最高のカメラでステキな思い出を残してね!
X100Fのアクセサリーを紹介する記事はこちら

X100Fを下取りで買った時の記事はこちら

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