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一眼レフやミラーレスってプロっぽくてかっこいいですよね。しかし、いちばんのネックはその大きさと重さです。
旅行中はただでさえ普段とは違う環境。お土産などを買い込んだ重い荷物で、大きいカメラを構える余裕もなくなってきます。
無理に一眼レフやミラーレスを持ち歩かなくても、コンデジ(高級コンパクトデジタルカメラ)でもいい感じの写真は撮れます!ということをお伝えしたい。
- 旅行で持ち歩くのが苦にならないコンパクトさを希望
- だけど画質や性能に妥協はしたくない
- スマートフォン以上の画質とボケが欲しい
- 自撮りしたい
- 写真をすぐSNSに載せたい(Wi-Fiで画像転送可能)
- 動画撮影もOK
こんなワガママをカバーできるカメラなんてあるのだろうか?
あるんです!それが本記事で紹介するSONY RX100M3です。
2年以上使い倒した感想を作例とともに紹介します。
SONY RX100M3のいいところ
とにかく軽くてコンパクト
一眼レフを買って、最初のうちは張り切って持ち出すけどだんだん持ち出さなくなり、スマートフォンで撮ってしまうケースあるあるです。
女性にとって一眼レフの重さってかなり負担になります。
RX100M3は手のひらサイズのコンパクトさ。女性でも持ち歩くのが全然苦ではないです。重さは290g。350ml缶より軽い。
首から下げるストラップをつけない場合はポケットに入れておくこともできるサイズ感です。
私はカメラストラップ(ヨセミテカメラストラップ)を使用しています。
旅行中は首から下げていつでも写真を撮れるようにしています。「あの建物素敵だな!」「あっ、猫!」などなど、旅行中のシャッターチャンスは一期一会。サッと構えて撮影できる手軽さこそ旅行カメラにぴったりなんです。
旅行以外でも、ちょっとそこまでのお出かけに「とりあえずバッグに入れておこう!」と思えるので、不意に出会ったシャッターチャンスも逃しません。
一眼レフのようなボケが出せる(作例あり)
コンデジの購入を迷うのは「一眼レフのようにいい感じに背景がボケた写真が撮れるのか?」という部分ではないでしょうか。
RX100M3は明るいレンズを搭載しているので背景をボカした写真を撮ることが可能です。
小籠包もこんなに背景がボケてくれます。
絞り優先(A)のF値1.8で手前のものにピントを合わせて撮影すればいい感じに背景がボケてくれます。
背景が遠いとより一層ボケが増します。
F値1.8の明るいレンズを搭載
RX100M3のF値は1.8
F値が小さいほど明るいレンズであり、背景をボカした写真が撮りやすい。
そして、明るいレンズなら薄暗いカフェでもフラッシュを焚かなくて済む。薄暗くて勝手にフラッシュが焚かれて雰囲気ぶち壊しな写真になってしまったことはありませんか?そんな失敗もなくなります。今までいろんなシーンで撮影してきましたがフラッシュを使ったことはほとんどありません。
もともとのレンズの明るさがあるからブレにくく、初心者が失敗しがちな写真のブレも少なくなります。
スマートフォンのカメラも画質や性能が良くなりましたが、まだまだ夜景や接写には弱いです。綺麗な夜景や美味しそうな食べ物を少しでも美しく残してみませんか?
自撮りとローアングル撮影が可能
液晶画面が上方向に180度動かせるので自撮りも可能。
セルフタイマーもあるので旅行先で気軽に記念撮影もできます。
周りに撮ってくれる人がいないときや、海外で他人にカメラを渡すのが不安な場合も、画面を確認しながらの自撮りが可能です。YouTubeなど動画を撮りたい人にも便利な機能です。
画面は下方向にも動かせるのでローアングル/ハイアングルの撮影もつらくないです。
ローアングルの撮影というのはこういう状況。
子供や動物を子供/動物目線で撮りたいとき、自分が無理して屈まなくてもカメラを下に向ければ画面を確認しながら撮影することが可能なんです。
他にもスカイツリーのような高さのあるものを地面側から全体像を撮りたいときにも、そこまで地面に這いつくばらず撮影ができます。
ファインダーとフラッシュがある
コンパクトなのにファインダーとフラッシュがひそかに格納されています。
最初は「ファインダーなんていらないかな」と思っていました。
リゾートに持って行きたい人はきっと「あってよかった」と感じるはず。
なぜなら日差しが強いと画面が見づらく撮影に影響が出ます。
炎天下のスマートフォン画面を思い出してみてください。見づらくて手で影を作って画面を見たことがありませんか?こんなときにファインダーがあると日光に影響なく撮影できます。
明るいレンズなのでフラッシュを使う機会はあまりないかもしれませんが、雪の粒を入れた写真を撮りたいときには大活躍です。
モバイルバッテリーで充電できる
旅行先では1日中動き回って撮影するということも多いですよね。途中で充電がなくなってもモバイルバッテリーを持っていればすぐに充電できます。スマートフォン用に持ち歩いている人も多いのではないでしょうか。いざというときの緊急充電に役立ちます。
もちろん純正バッテリーも売っているので予備で持っておくのもおすすめ。
Wi-Fi接続で画像を転送できる
旅行中にリアルタイムでSNSに写真をシェアしたい人も多いのではないでしょうか。
RX100M3はスマートフォンにアプリさえインストールしておけば、いつでもどこでもWi-Fiで転送できます。
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動画撮影もOK
私はカメラに動画性能を求めていませんが、SONYはビデオカメラを作ってきたメーカーなだけあって動画性能もいい感じです。ちょっとこのシーンは動画で残したいなというときに、サッと動画モードに切り替えて撮影できる。
写真も動画もコンパクトさもズームも!と、オールマイティに使えるのがRX100M3のいいところだと思う。
SONY RX100M3のダメなところ
いまだになかなか高い!
2014年発売の機種ですが全然価格が落ちず高価なままです。
このコンパクトさで明るいレンズ搭載、いい感じに背景がボケた写真可能、アングル動かせる、ファインダーありで動画もいい感じ…こんなオールマイティカメラなら多少高くなっても納得です。
もっさり起動
ダメなところというか、RX100M3のあとにX100Fを購入して使い始めて、その起動速度に慣れてしまったが故に、RX100M3のもっさり起動に若干「遅いな」と感じるようになってしまったのはある。慣れって怖い。でも全然許せる範囲です。気になる人はお店で触ってみた方がいいかも。
SONY RX100M3の作例
ここからはいろいろなシーンで撮影したRX100M3の作例を紹介します。注釈がないものはほぼ撮って出しです。
空の青や花の色がとても好き。
手に持ったライチの写真。撮って出しなんだけど、たまに何かの条件がぴったりあうとすっごく雰囲気のいい写真が撮れることがあって驚く。
みずみずしい表現もしっかりと。
食べ物も美味しそうに撮れます。
この猫ちゃんワンちゃん写真はズームで撮影。近づくと逃げられたり怖がらせたりしてしまう可能性がある動物はズームが便利。例えば動物園で遠くのキリンの顔とかも撮影しやすそう。
台湾の夜市。暗い場所でもフラッシュなしでしっかり撮影できる。
RAWで撮ってLightroomで現像しても面白い。ETERNAっぽいプリセットを当てています。暗く潰れてしまった部分が明るく蘇り全体的にレトロな雰囲気で、台湾の風景とぴったり。
黒潰れ部分を持ち上げて幻想的にしたつもりです。
モノクロにしたらかっこいいかな?と思って現像してみた。RAWで撮っておけばあとでいじれるので楽しみが広がります。
こちらもLightroomで少しいじっています。
シャッタースピード1/10秒くらいで動いている人だけ流して背景を止める撮影も可能。
マニュアル撮影(M)でもっとシャッタースピードを遅くして光跡写真も。ちょっとかっこよく見せるため青白く現像。
ネオンやイルミネーションもかっこよく撮れる。
暗い場所やイルミネーションの撮影はコンデジの強みだと思う。
光の色温度いじり。
SONY RX100M3レビューまとめ
昔は旅行に一眼レフを持って行ったこともありました。ですがレンズと本体という重くてかさばる荷物に嫌気が差してあまり持ち歩かなくなり…
そんなときに出会ったのが画質もコンパクトさも兼ね備えたRX100M3。
RX100M3を手にしてからは旅行はもちろん、普段のお出かけにも毎回持って行くほど。
貴重な旅行先でシャッターチャンスを逃してはもったいないです。
▼予算に余裕のある方はRX100M7という最新機種も出ています
動画撮影より写真撮影がメインならRX100M3の方が機能と価格のバランスがよくておすすめだと思う。
- 旅行で持ち歩くのが苦にならないコンパクトさを希望
- だけど画質や性能に妥協はしたくない
- スマートフォン以上の画質とボケが欲しい
- 自撮りしたい
- 写真をすぐSNSに載せたい(Wi-Fiで画像転送可能)
- 動画撮影もOK
実はカメラマン伴貞良さんの、RX100だけで撮った写真を紹介するブログを見て「コンデジでもこんなに雰囲気のある写真が撮れるんだ!」と思い購入に至りました。
伴さんのは初代のRX100ですが、Wi-Fiでシェアできるというのが私の外せない条件だったのでRX100M3を選択。それぞれの用途に合わせて選べばいいと思います。
その伴さんが出版しているRX100の撮影ガイド。
カメラ初心者は基本的な使い方やカメラのことを知ると、もっといい写真が撮れるようになります。こういうときはどんなモードで撮影したらいいのかとか、基礎から知っているのと何も知らないのとでは写真の仕上がりに差が出てきます。
伴さんのブログで紹介されるセッティングの記事だけでも初心者にはかなり参考になるので、カメラを購入したら読んでみるといいと思います。
▼アクセサリー紹介記事も書いています