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最近、SNSでちょっと話題になっていた「東京カメラ部」の話。
絶景写真がたくさん投稿されている有名アカウントだけど、その写真の多くが合成や編集ありきの“演出された風景”だったことが話題になって、「そんな場所ないじゃん!」とプチ炎上していた。
わたしも前は「リアルじゃない写真ってどうなんだろう」と思っていた。
Lightroomで盛ったり、空の色が不自然に鮮やかだったりすると、「これはもう写真じゃなくない…?」って。
特に、「まるでそこに実在するかのように見せる演出」はちょっとモヤっとしてた。
でも最近は、そのモヤモヤが少し変わってきた。
AIの進化を日々感じるようになって、ChatGPTとやりとりしたり、画像生成AIを試してみたりする中で、「現実っぽいけど現実じゃないもの」に、ちょっとワクワクするようになった。
演出が悪いんじゃなくて、それをアートとして見せてくれたらいいのになと思う。
「これは架空の風景です」と言ってくれたら、むしろその世界にもっと入り込めるし、“こんな場所あったら行きたいな”って想像できる楽しさがある。
嘘みたいな風景も、正直に「これは作ったよ」って言えば、それはそれでひとつの表現。
むしろ、これからの写真って、「リアルに見えるフィクション」を楽しむ方向にも広がっていくんじゃないかなと感じている。
たぶん、現実と創作の境界線がどんどん曖昧になっていくこれからの時代。
その中で写真は、“ただの記録”から、“ちいさな空想の入り口”になっていくのかもしれない。
わたしはその変化を、今はちょっと楽しみにしている。