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これまでコンパクトで写りも良いSONYのRX100M3を愛用していた。
▼RX100M3を紹介する記事はこちら
「もう少し本格的に撮影することを楽しみたい」と思い新しいカメラを探し始めた。
だけど一眼レフやミラーレスほど大きくて重いのは嫌だったので、コンパクトであるという条件は譲れない。
そこで私が選んだのが「FUJIFILM X100F」です。
- フィルムっぽい写真が撮りたい
- 写真を本格的にやりたい
- なるべくコンパクト
- オシャレでかっこいいカメラ
本記事では「FUJIFILM X100F」を買ってどれだけ良かったかということを作例とともに紹介します。
スペックなどの細かい部分は他の方のブログで見てね。直感的な良さを伝えます。
FUJIFILM X100Fのいいところ
フィルムシミュレーションがおもしろい
X100Fを選んだいちばんの理由と言っても過言ではないフィルムシミュレーション。
簡単に説明すると、フィルムカメラのように撮影する時点で撮影したい物や風景に合わせたフィルムを選んで撮ることができるのです。
そういえばフィルムって撮りたいものにあわせて買っていましたよね。遠い記憶…
例えばキッチュな雑貨をビビットに撮りたいときは、ビビットな色が得意なVelviaというフィルムシミュレーションを使用する。逆にコントラストの強いかっこいい風景は落ち着いたカラーで撮影したい、それならクラシッククロームを。という感じです。
RAWをそのままJPEGで書き出したものとフィルムシミュレーションの違いを見ていただきたい。
これはピンクのネットをかぶったマンゴーの写真です。実物はRAWのように落ち着いた色合いですが、ビビットに仕上げたかったのでVelviaで撮影してみたらかわいくなった!
RAWはRAWで悪くないんだけど、もっと味のある写真…そう、フィルムライクに仕上げたい…けど、ここからいい感じに現像するのダルい(笑)それならば最初からフィルムシミュレーションで撮影しよう!
クラシッククロームのシックな感じと飲み屋街や建物の雰囲気がマッチしていてとてもかっこいい。
草花もあえてクラシッククロームで撮影してみると絵画や映画の中に出てきそうな雰囲気になる。
結果、フィルムシミュレーション最高!!!
今のデジタルの時代では「RAWで撮影してあとからLightroomで自分好みに現像する」というのが当たり前かもしれません。それをフィルム時代のようにできるのがフィルムシミュレーションのおもしろさです。
あとでLightroomで現像すればいいというのはその通りなのですが、X100Fで撮影していて思ったのが、「そのときその場所で感じた、直感で選んだフィルムシミュレーションは、その風景にぴったりなんじゃないだろうか」ということです。
撮ったものをこまめに現像する人はいいのですが、まとめて後日という場合などは、あのとき感じた思いを忘れてしまうこともある。なんだかこのアナログ感がとてもいいなと思ったのです。
そして長年フィルムを作ってきた富士フイルム。デジタルでもフィルムの色味を出すのがとてもうまい。もうLightroomで現像しなくてもいいんじゃないかと思えるほど。現像するのがダルい私みたいなめんどくさがり屋さんにおすすめ!
RAW+JPEGで撮っておけば、生データとフィルムシミュレーションの色味の両方を持っておけるので安心です。
フィルムシミュレーションのレシピを検索できるアプリ「Fuji X Weekly」もあります。これかなり便利です。
Fuji X Weekly — Film Recipes
Ritchie Roesch無料posted withアプリーチ
作例も載っているので好みのレシピを設定していろいろ試し撮りしてみてます。
▼アプリが面倒な場合はX100Fのレシピ掲載サイトがあります
▼各フィルムシミュレーションの特長
フィルムカメラをさわっている感覚
以前フィルムカメラで撮影していたこともあって、露出補正ダイヤルやISO感度ダイヤルを見るとワクワクしてしまう。もちろんここを使わずファンクションボタンに割り当てることもできます。
RX100M3ではPオートでちゃちゃっと撮影することが多かったけど、ダイヤル式になっているとついクルクルしちゃうんですよね。ちょっとアンダーにしてみようかな、とか。
フィルムカメラを使用したことがなくても、写真を勉強するには感覚で覚えられていいんじゃないかなと思う。
F2とAPS-Cでボケる
スマートフォンのカメラでもなく安いコンデジでもなくこのカメラを選ぶ理由は、一眼レフ並みのボケが出せるからなんです。
X100FはF2の明るいレンズを搭載
F2というのはレンズの明るさでF値が小さいほど明るいレンズでボケやすい。
X100FのセンサーサイズはAPS-C
APS-Cは一眼レフにも使われるセンサーサイズ。
センサーサイズが大きいほど多くの光を取り込めるので画質が良くなってボケやすいのです。
▼SONYのサイトがわかりやすいので参考にどうぞ
明るいレンズと大きなセンサーの相乗効果できれいな画質を保ちつつきれいにボケてくれるんだと解釈しています。
それをコンデジで叶えられるX100Fすごい!
X100Fのレンズは開放の描写が甘くボヤッとしているのが気になるという意見も聞きますが、オールドレンズっぽくて私は好きです。きっちりくっきり写したいときは絞ってやればOK。作風に合わせて使い分ければいいと思う。
▼F2のセカイ
F2で撮影した写真をいくつか紹介。ぼやぼやモヤモヤしたF2の描写もそれはそれで淡くてなんだかいい感じです。
とにかく見た目がかっこいい
これに尽きる。
X100Fはブラックとシルバーの2色展開でブラックを選択。フィルムカメラのようなクラシックでかっこいい見た目。カメラってやっぱり所有欲を満たしてくれるものが嬉しいです。
この写真ではレンズフードを付けているのでレンズ部分が出っ張っていますが、デフォルトはもう少しコンパクトです。
コンデジにしては大きめだがホールド感◯
コンパクトデジカメにしては大きさも重さもそれなりにあるけど私は特に気にならなかった。
ちょっとしたお出かけにも気軽に持っていける。470gと500mlペットボトルより少し軽い程度。カメラストラップで首からかけていることもありそんなに重さは感じません。
あと嬉しい誤算だったのが、コンパクトなRX100M3よりもカメラを構えるという点ではホールド感が良く撮影しやすいことです。撮影してる感がめっちゃある。
フォーカスレバーが便利すぎる
ゲームのジョイスティックみたいなフォーカスレバーが便利すぎて、全カメラに搭載したほうがいいんじゃないかってレベルです。
ファインダーで覗きながらも、指の感覚でグリグリしてフォーカスエリア(ピントを合わせたい部分)を移動できて便利。手前にピント合わせ奥にピント合わせが簡単にできます。
Wi-Fi転送でSNSにシェアできる
このSNS時代にWi-Fi転送できないデジカメは私の中ではアウトなのです。
特に旅行先で撮った美味しそうな食べ物やきれいな景色はすぐにシェアしたい。
スマートフォンにアプリを入れておけばいつでもどこでもシェア可能です。
FUJIFILM Camera Remote
FUJIFILM Corporation無料posted withアプリーチ
番外編:キムタクとお揃いです!
木村拓哉さんがInstagramで「相棒」とカメラを紹介されていた。
木村さんのは最新のX100Vですが同じ種類のカメラでちょっと嬉しいです。
▼木村さんとお揃いならX100V!
FUJIFILM X100Fのダメなところ
値段ですよね…
X100Fの後継機であるX100Vが発売されてから買いましたが、それでも10万円を超えていました。
ちょっと予算的に厳しかったので少しでも安く買うため、フジヤカメラで古いカメラを下取に出して買いました。(あ、RX100M3は売り払ってませんよ)
私にとっては大出費でしたがそれでも本当に買って良かったと思うカメラで大満足です。撮影するということが楽しい。フィルムカメラのときに感じていたワクワク感を思い出させてくれたカメラです。
▼ここからは人によってはデメリットになるかもしれない点を紹介します。
- 単焦点レンズ
- レンズ交換できない
- タッチパネルじゃない
- チルト・バリアングルじゃない
FUJIFILM X100Fの作例
フィルムシミュレーションの良さを見ていただきたいので、あえての撮って出しです。
多少水平などは修正していますが色味や雰囲気はX100Fが作り出したまんまです。
食べ物もちゃんと美味しそうに撮影できるし背景もボケてくれる。
うどんのつるつるもいい感じ。
「新宿東口の猫」もきれいに撮れる。若干モアレが発生してるけどiPhoneで撮影したらモアレすごくてガビガビだった。こういうちょっとしたときにカメラの良さを感じる。
夜やネオンの撮影もいけますよ〜。
Lightroomでいじらずここまで雰囲気のある写真に仕上げてくるのすごくないですか?
現像でよりよくするのも楽しいと思うけど、フィルムシミュレーションで簡単に手に入るのは嬉しい。サクッと撮影して撮って出しでSNSにシェアできる。
FUJIFILM X100Fのまとめ
- フィルムっぽい写真が撮りたい
- 写真を本格的にやりたい
- なるべくコンパクト
- オシャレでかっこいいカメラ
フィルムを選ぶように写真を撮りたい。
写真を撮ることが大好きになれるカメラ。
旅行に持っていくのに苦にならないサイズ感。
持っていて自慢したくなるような見た目。
この辺にビビッときたあなたはきっとX100Fが気にいるはずです。
最高のカメラでステキな思い出を残してね!
▼X100Fアクセサリー紹介記事はこちら