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近年、日本でも豆花を食べられるお店が増えてきましたが、「家で気軽に食べたい!」ということで、本記事では私がいつも作っている豆花レシピを紹介します。
豆乳に凝固剤(地瓜粉と硫酸カルシウム)を混ぜるだけの簡単レシピ!
試行錯誤した結果たどり着いた、いま現在安定して作っているレシピです。
ゼラチンで固める方法もありますが、このレシピならホット豆花もいけます。
豆花の材料
豆乳はだいたい1000mlで販売されているので、全部使って大量に作るか半分で作るかを選んでください。
- 無調整豆乳…1000ml
- 地瓜粉…20g
- 硫酸カルシウム…3g
- 水…50g
- 無調整豆乳…500ml
- 地瓜粉…13g
- 硫酸カルシウム…2g
- 水…40g
豆花の作り方

大きめのボウルに地瓜粉・硫酸カルシウム・水を入れ、混ぜて一旦置いておきます。(これが凝固剤)

小鍋に豆乳を入れ、沸騰直前のふつふつするところまで泡立て器で混ぜながら弱火〜中火で温める。
クッキング温度計がある方は80℃前後が目安。
沸騰させてしまうとなめらかにならないので注意!

鍋の縁がふつふつしてきたら合図です。

最初に準備した凝固剤ボウル(地瓜粉・硫酸カルシウム・水)を再度泡立て器でよく混ぜる。
これが豆乳を固める役割を果たす。
沈澱しやすいのでしっかりと混ぜるのがポイントです。

豆乳を凝固剤ボウルへ勢いよく、なるべく高い位置から一気に攪拌する感じで注ぎ入れる。
少しくらいこぼれたっていいんです。
台湾でもバッシャーと豪快に作っている映像を見たことがあります。
これは豆乳と凝固材をよく混ぜるための作業なので重要です。
すぐに固まり始めるので混ぜない!
だけど素早く一瞬なら混ぜても大丈夫です。うまく撹拌できたか心配な時はササッと混ぜちゃってください。

上面にできた泡をスプーンで丁寧に取り除きます。

粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れて冷やします。
冷えたら完成です!

ちなみに冷蔵庫で冷やす前でも固まるので、ちょっと柔らかめだけど食べられます。

ホットで食べたいときは、できたての温かいシロップを注いでそのままいけます。
ゼラチンで作ると熱で溶けてしまうので、ホット豆花ならこのレシピがおすすめです。

冷蔵庫で冷やすとしっかり固まる。
豆花が固まる瞬間の動画を載せたので参考にしてみてください。
材料・道具のポイント・入手方法
無調整豆乳

無調整豆乳を使用してください。
色々と添加されていると固まらない場合があります。
三代目茂蔵の濃厚豆乳は「濃厚」という商品名なだけあってしっかり固まってくれました。

キッコーマンのは、三代目茂蔵の豆乳に比べると柔らかめに仕上がるけど、ちゃんと固まった。
この豆乳はだいたいのスーパーに置いてあって買いやすい。
好みの豆乳を見つけてみてください。
地瓜粉・木薯粉(タピオカ粉)

ちょっとややこしくて、直訳すると「地瓜=サツマイモ」ですが原材料はキャッサバ芋です。

商品名はサツマイモ粉だけど原材料はキャッサバ芋。
日本の片栗粉もカタクリを使用しているものはほとんど見かけず、原材料はジャガイモデンプンであるのと同じことだと思われます。
タピオカの原材料としても知られる粉です。

台湾で購入した地瓜粉は、「政府の指示で商品名が地瓜粉から木薯粉に変わりました」と表記されていました。(中身は変わっていません)
今後はこの「木薯粉」という商品名のものが出回るようになるかもしれません。
Amazonや楽天などの通販でも買えます。
ギャバンのタピオカスターチはお得でおすすめです。

このタピオカスターチを買って作ってみたところ、ちゃんと固まりました!
硫酸カルシウム(石膏末)

日本の豆腐はにがりで固めますが豆花は地瓜粉と硫酸カルシウムで固めます。
硫酸カルシウムは石膏の主成分のようです。
石膏の主成分でもある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%85%B8%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%82%B7%E3%82%A6%E3%83%A0
硫酸カルシウムは一部の薬局で取り扱っているところもあるというレベルで、なかなかその辺で買えるものではありませんでした。
ネットでは少量をお手頃価格で販売している店がありました。
豆乳1000mlにつきたったの3gしか使わないのでそんなに大量にいらないんです。
とりあえず作ってみたいという場合にはこちらの硫酸カルシウムはおすすめ。
もちろんちゃんと固まりました。
そして、毎日豆花を食べてしまうくらいハマってしまった方は大容量をおすすめします。
石膏末も硫酸カルシウムで、中国では漢方として使用されているようです。
石膏には解熱作用・消炎作用があるらしい。
上で紹介した少量の硫酸カルシウムが無くなってからは大容量のを使用しています。
全然なくなる気配がないので豆花祭をしたい人はこちらがおすすめ!
クッキング温度計

なくてもなんとかなるけど失敗したくないならあった方がいいクッキング温度計です。
豆乳を沸騰させてしまうとなめらかさが失われマズくなってしまいます。
沸騰しないギリギリの見極めが難しいなと感じる方はぜひ準備してください。
シロップの作り方
シロップは一青家のレシピを参考にしています。
- 水…150g
- 砂糖…50g
材料を小鍋で軽く煮立たせるだけです。
ズボラな私は計量した砂糖に沸かしたお湯を注いでいます。
砂糖の部分は、きび砂糖・黒糖・蜂蜜・龍眼蜂蜜などいろいろ楽しめる。
水150gのシロップはそんなに多くないので、豆乳1000mlの豆花を作る場合は材料を2倍とかにして、もう少し多めで作るといいです。

個人的におすすめなのが台湾の龍眼蜂蜜で作るシロップです。
香りがとってもいいのでトッピング無しでもすごく美味しい。
私は龍眼蜂蜜1/3と砂糖2/3をあわせて作っています。
いろいろなトッピング
芋圓(お芋の団子)

芋圓(お芋の団子)の作り方も紹介しています。
サツマイモやカボチャで作れるもちもち団子トッピングです。
これがあると食感が加わり美味しさ倍増!
>>https://oolongsan.com/taro-ball-recipe/
面倒な場合は通販で買えます。
ゆであずき

ゆであずきはスーパーで手に入れやすく豆花にも合って美味しいです。
ミニタピオカ(サゴ)

ミニタピオカは茹で時間が短くてお手軽。
つぶつぶのタピオカ食感も楽しめて美味しいです。
沸騰したお湯にサゴを入れ約5分茹で、火を止め蓋をし10分放置。ザルに上げ冷水で洗う。
キンカンシロップ

さっぱり爽やかなキンカンシロップも美味しいです。
キンカン豆花が美味しい高雄の「吳家金桔豆花」に触発されて作ってみました。
ゆでピーナッツ・仙草ゼリー

ゆでピーナッツや仙草ゼリーなどをトッピングしたい場合は缶詰をトッピングするとお手軽です。
保存方法
豆花は冷蔵庫で2,3日持ちます。
保存料が入っていないので、できるだけ早めに食べることをおすすめします。
豆乳250gで作りたいのですが、硫酸カルシウムはどのくらいの量入れたらいいのですか?500gの時は硫酸カルシウム1.5gにしないのですか??
計算上はそれでいけるかと思います。
豆乳250gだと1g程度でしょうか。
その量で作ったことがないので固まるかどうかは不明ですが、ぜひやってみてください!
ありがとうございます!やってみます!