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【山田裕貴・齋藤飛鳥】映画「あの頃、君を追いかけた」切なくて苦しい!独断と偏見の感想・レビュー【キミオイ】

あの頃、君を追いかけた

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台湾映画をリメイクした日本版を見ました。

よくある胸キュン恋愛映画とはまた違う、苦しいキュンが詰まった映画だと思う。

ちなみに台湾版は未鑑賞です。

うーろん
うーろん

ネタバレがあるのでまだ見ていない方は注意!

実は2回以上見た

初回は設定などの細かな点(唐突な台湾シーンとか)が気になって、私のポンコツ脳では理解が追いつかず、ストーリーに集中できなかったんです。

いろいろな人の感想を読んで、「そういうことだったのか…」と理解して、改めて2回目を見た。

初回では泣かなかったけど、2回目以降はとあるシーンで毎回涙が堪えきれなくなる。

キャストについて

山田裕貴(水島浩介)

あまりテレビを見ないので、失礼ながら、この映画を見るまで名前を知らなかったのですが、知れば知るほど魅力的な俳優さんです。

すごい幼稚でバカで、でも憎めなくて、本当にこんな高校生いそうだな〜って思わせてくれる。

対して、真愛が初めてポニーテールにしてきたとき、目で追う表情とか好きです。

セリフがなくても「ああ、今こう思っているんだろうな」っていう感情表現が上手いというか。

余談ですが、この映画を見て「俳優 山田裕貴」がすごく気になってしまって、闇金ドッグスまでたどり着いてしまいました。

齋藤飛鳥(早瀬真愛)

とにかくかわいいです。

この映画のヒロイン像にぴったりな雰囲気。

演技は、他の本業が俳優な方たちと比べると、多少劣る部分はあるのかもしれないけど、かわいいから没問題!

廊下に立たされたときの泣き顔も最高にかわいかった。

浩介の「泣き顔もイケてる」というセリフには「(╭☞•́⍛•̀)╭☞それな」と思わざるを得ない。

好きになった瞬間はいつだろう?

人を好きになる瞬間なんて本人にもわからないし、気づいたら好きになっているものですよね。

そんなところもリアルに描かれていると思う。

いつお互いを意識し始めたのかな?とか、想像しながら見る楽しさもある。

浩介が真愛を意識した瞬間

真愛が2回目に数学テストを作ってきてくれたときかな。

「人生の無駄だから」ってけっこうキツイこと言われるんだけど、すごいしっかりしたキレイなテストを作ってきてくれてるの。

自分のためにここまでしてくれる人、なかなかいないです。

「なんで?」って思ってそうな浩介の表情がまたいい。

真愛が浩介を意識した瞬間

夜の教室で月と浩介の後ろ姿を眺めたときかな。

思わず「キレイ…」と呟くけど、それは浩介の背中ありきなのでは。

そのあと我に返って「勉強しに来てるんだった」って言うところも真愛っぽくていい。

最初の最初は、もちろん教科書を貸してくれたときなんだろうけど、ここではっきりと認識したというか。

すれ違う2人

ふつうの恋愛映画なら、両思いの2人が紆余曲折ありながらも、最終的には結ばれてハッピーエンドなんだけど、この映画は違った。

でも、だからこそ何かグサグサと刺さるものがあったのかもしれない。

  • 髪を切った日
  • 真愛が受験に失敗して泣いた日
  • リンゴTシャツを渡したとき
  • ランタンデートの日
  • 格闘技大会のあとの喧嘩

真愛は浩介が告白してくれるのをずっと待っていたはず。

しかし、浩介は「幼稚」で自信がないから、どうしていいかわからなかった。

受験に失敗して泣く真愛に触れることさえできなかった。

「You Are the Apple of My Eye」と書かれたリンゴTシャツを渡したのは、そんな浩介にとって最大の「好き」の表現だったのかもしれない。

だけど、同じく自信のない真愛にとって「ただ好きだ」という言葉では足りなかった。

うまくいきそうでいかないすれ違いがリアルで、苦しくなってしまう。

決定的な別れ

格闘技大会のあと喧嘩してしまい、決定的な別れとなってしまう。

浩介は、ランタンデートで「幼稚」と言われた不安を解消するため、格闘技大会を開催するわけですが…

私が女なので、最初は浩介のこの行動が理解できなかった。

格闘技で成長した姿(かっこいいところ)を見せたら振り向いてもらえると信じていた

ということですよね。

女は先に大人になり、男はそれに気づくことがない

「幼稚」な浩介のメラメラ燃える気持ちもわかるし、そんな浩介を見て「怖い、理解できない」と思う真愛の気持ちもわかる。

どっちが悪いとかじゃなく、男女の心の成長度の違いによるすれ違いですよね。

パラレルワールド

浩介が髪を切った床屋がなくなっていて、パラレルワールドを思わせる描写がある。

  • 髪を切った日…床屋 or 真愛が切る
  • 格闘技大会の日…涙を拭う or 拭わない

震災時の電話で、「浩介が髪を切ってきた日が月のキレイな夜で、その髪を切ったのが私だったら、今ごろ私たちは付き合ってたんじゃないか」という真愛の言葉。

格闘技大会で喧嘩したあと、戻ってきて真愛の涙を拭うことができていれば、結婚式の新郎は浩介だった。

何気ない選択がその後の人生を大きく変える=パラレルワールド

あれはパラレルワールドへの入口だったのかもしれない。

好きなシーン・泣けるシーン

ランタンをあげるシーン

真愛に「俺のことどう思ってる?」って聞いておきながら、「いや…言うな」っていう、浩介の不安とか葛藤が感じられる。

だけど、真愛は言わせてほしかったというか、ランタンの文字を見てほしかったよね…と切なくなります。

ランタンをあげるという印象的な景色と相まって、切ないけどなんか好きです。

真愛の涙を拭うシーン

格闘技大会で喧嘩したあと、パラレルワールドでは浩介が戻ってきて真愛の涙を拭う。

そのシーンを見ただけで涙腺崩壊です。

新郎にキスをするシーン

ちょっと笑えるんだけど、それと同時に、真愛のことそのくらい好きだったよね…という気持ちにもなり、切ないです。

疑問に思ったこと

なぜ陽平とあっさり付き合ったの?

あんなに好きあっていた浩介とは付き合わず、なんで陽平(東大の子)とはあっさり付き合ったの?

真愛も浩介と同じくらい相手のことが好きだったから

だからこそ、本当の自分を知って欲しかったし、知られて嫌われるのが怖かったんじゃないかなと考えた。

ランタンデートのときに、浩介がもっと踏み込んだ思いを言えていたら…!と思わずにはいられない。

どこが好きかはっきりと伝えて、真愛を安心させることができていたら、また違った未来があったのかも。

何回か見ると見えてくるものがある

私が初回では泣けなかったように、この映画は何回か見ると新たな発見がある。

ポニーテールをやめた日

格闘技大会の日以来、真愛はポニーテールをやめている。

言い換えると、それまではずっとポニーテールでいる。

これって浩介への「好き」っていう気持ちですよね。

そしてついにその気持ちに区切りをつけた。

十字架を背負った浩介

格闘技大会で喧嘩別れしたあと、グラウンドに横たわる浩介のポーズと、引かれた白線がまるで十字架のよう。

真愛の気持ちに応えることができなかった、十字架を背負った浩介という構図なのかも。

髪を切った日

自転車で豪雨の中「早瀬真愛!お前が好きだーーーー!」のシーンは、髪を切った日のことだったんですね。

このれも好きなシーンのひとつです。

あの日すでに自分の気持ちを爆発させていた。

このシーン、最後のパラレルワールドで初出なんですよね。

改めて見るとなんだか切なさが増しますね。

気になった点

唐突な台湾シーン・季節感

ランタンデートは台湾で撮影されていますが、看板とかも中国語で思い切り台湾なんです。

なので、初回は「えっえっ?急にワープしたの?どういうこと?この映画は日本が舞台?台湾?」と映画の最中に頭が混乱してしまった(笑)

ランタンは真愛の「好き」という本心を表すのに必要だし、台湾らしさも盛り込みたかったということで、2回目以降は日本にこういう場所があるというテイで脳内変換して見た。

それから、受験のシーズンなど日本と異なる部分があるので、季節感もちょっと気になる。

台湾映画を日本に置き換えているので、細かい設定はあまり気にせず、2人の心の変化に注目して見ると楽しめると思う。

みんなが成功しすぎてる

恋愛シーンがリアルだっただけに、最後にみんなが大成功してるのが少し現実離れしているように感じた。

まとめ

主演の山田裕貴さんの演技がとても良くて、いつのまにか浩介に感情移入してしまう。

なので後半は苦しくてたまらない。

また見たいなと思う映画なんだけど、苦しくなるのがわかっているので、見るのに勇気がいるというか。

誰もが『あの頃』には戻れないからこそ、こんなにも切なくてもどかしくて苦しい気持ちになるんだと思う。

でも決してバッドエンドではないとも思うんです。

人生は選択の連続で、あのときああしていればの延長に今がある。

切なくて苦しいけど、永遠に色褪せない思い出だからこそ輝くものもあるはず。

うーろん
うーろん

忘れていたキラキラしたものを思い出させてくれた映画です!

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